2010/05/28

「高大接続テスト」にみるAO入試について

2008年度から話題に上っていたという,「高大接続テスト」について,下記記事にて初めて知りました.
「高校生学テ」複数回受験に
研究委中間報告 大学進学希望者向け

高校段階での学力を把握し、大学入試などに活用する「高大接続テスト(仮称)」のあり方について検討している文部科学省の調査研究委員会は、進学希望者が在学中に複数回受験でき、教科書に載っているような基礎問題で学習の達成度を測ることを柱とした中間報告をまとめた。
《略》
中間報告によると、接続テストは、入学者選抜が目的のセンター試験や各大学の入試とは異なり、大学教育にスムーズに接続するのが狙い。学習目標達成を促すため、複数回受験できるようにする。基本的な問題を出題し、複数回のテスト間で難易度を一定にする。
解答はマークシート方式。結果は1点刻みの点数ではなく、例えば数十段階の評点として示す。推薦入試やAO(アドミッション・オフィス)入試でも明確な基準で学力を担保でき、大学が教育課程編成の資料として利用できる内容にする。
《略》
(2010年5月28日  読売新聞)
記事全文(http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20100528-OYT8T00247.htm
初見の内容と言うことで,とりあえずGoogle検索をかけてみたところ,
大学全入時代,推薦・AO入試といった学力試験を課していない入試への批判,
学力低下,ゆとり教育への反動といった内容の記述か見られました.

自分自身,AO入試にて北大への入学となったので,AO入試やAO入試で
合格した人たちへの批判的な文言というのは単純に反感を覚えてしまいます.

ただ実際に,AO入試生と一般入試生で学力差が出ているというのは,
ある部分については認めざる終えないデータが出ているところもあります.

推薦・AO入試自体が悪いわけではなく,それを各大学がいかに運用していくか
という運用部分での不十分さのしわ寄せを,学生側に転嫁しているだけでは
なかろうかと思います.

九州大学ではAO入試で合格した学生の学力に問題があるからといって,
AO入試による募集を終了していますが,いったいどんな試験をしていたのでしょう.
私の受けた,北大理学部生物科学科(生物学)では,
午前:課題論文[英文(生物関係の文,文和訳,要旨のまとめ),
環境関係論述,生化学の基礎問題]
午後:面接[プレゼンテーション,質疑]
という内容でした.
同年代と一個上に限って言えば(それしか詳しい情報を知らないので…),
特に学習面での問題が発生しているということは聞いていませんし,
逆にいろいろな方向で各自がんばっていると思います.


筆記試験からだけでは分からない点を含めたトータルな選抜が,
推薦・AO入試なのであって,決して「無学力入試」であってはならない
ということを関係各所には自覚していただきたい.

九州大学ばかりをたたくのはあまりよろしくはありませんが,
AO入試の廃止理由に,学力問題を上げるというのは,
入試課ないし入学者選考試験に関係した人たちの
能力のなさを公言しているだけであるということに
気がついてほしいものです.


どんな崇高な理念の元に作られた制度たしくみであっても,
運用側が意図を十分に汲んで,実施していかなければ,
全く意味をなさない.また,理念の作成者側も,
運用側がしっかりと意図を汲んで実施していけるような
サポートないし指導をしていく責務があるのではいか
ということを改めて,感じさせるものでした.

2010/05/27

はじめに

みなさん,こんにちは.
「北の大地の教師の卵」ライターのkacchanです.

紆余曲折はあったものの,学部4年で卒業後,小学校の時から思い描いていた教職の道へと
進むことを決心したのが2010年3月.
となると受けるべき公立高校教員採用試験(北海道)までは,あと1年とちょっと.
教育実習へは1年を切った.

これまでもずっと自分の中ではあれこれと考えて,時々友人たちとアウトプットしあったりしてきた.
その集大成では全くないけれど,これからはどんどんアウトプットしていくことも大事だと思ったので,
blogを立ち上げた次第です.


どれだけの人の目に触れるか,どれだけの文章を書けるか(量,内容ともに)なんて一抹の
不安は無いわけではありませんが,綴れるままに綴っていきます.


もし,何か記事を読んでちょっとでも思うところがあったときには,コメントをいただければ幸いです.



2010/05/27 kacchan