第28回北海道マルチメディア理科教育研究協議会に参加してきました。
今年度で一番実践的でお勉強になった研修だったような気がします。
印象に強く残った実験を2つ挙げておきます。
「熱電対と温度差発電器」
電子の自由度の異なる金属を接続して一端を加熱すると,
電子の自由度の低い金属から高い金属に向かって自由電子が移動し,
電気自由度の高い金属から低い金属に向きの電流が検出できるというものです。
鉄,銅,ステンレス,真鍮の線をただねじってつなげたものの両端にテスターを
つなぎ,ねじった部分を加熱するだけで,確認できる(お手軽)!
ステンレスと銅の組み合わせが,7.4mVと一番大きかったです。
既製品の熱電対を使って,温度と起電力の関係を計測したりもしました。
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K型熱電対(+がクロメル,-がアルメル)の温度と熱起電力の測定 |
「ポリ酢酸ビニルの合成」
温浴の温度が70℃±3℃以内でないとうまくいかないと言われ,
一生懸命に温度調整しました。反応は始まるとどんどん進んでなかなか面白かったです。
最後は塩析してポリ酢酸ビニルの固形物を得るのですが,塩析もあっという間でした。
豆腐作りを中学校だったかでやったときのをことを思い出しました。
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反応が始まった頃(やや青白い) |
来年度以降も毎年行われるようなので,是非参加を続けたいと思います。
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