2013/02/11

全国青年教職員学習交流会TANE! in 岡山に参加してきた。

岡山城(20130203撮影)
2/2-3(土・日)に岡山で行われた,全国の小中高の若手教員が集まって,
学習と交流をするというイベントに参加してきました。

行きは予定していた飛行機が飛ばなくなるわ,帰りは高速が途中で通行止めになって
猛吹雪の中を下道でえっちらおっちら走るわで,移動に大苦戦でした。
苦労して移動したのも報われるぐらいの収穫があったので,別にいいのですが…。

以下,分科会や講演会などを通じて考えたことなど。






「論理立てて考えさせるために」

富山県では,「とやま科学オリンピック」なるものが実施されているんだそうです。
小学生・中学生・高校生のそれぞれの部があるそうです。
小学生の問題でも,グラフの内容を正しく読み取ったり,自分の主張を相手に
理解させるために適切なグラフを提示するといったことが要求されています。
グラフの題材自体は小学生向けのとはいえ,大学入試とかでも要求されるような
レベルの力だと斉藤は感じました。

さて,「高等学校学習指導要領(平成21年3月公示)」(「新しい学習指導要領」)
の総則では,言語活動の充実について,第1章 総則において次のように書かれています。

第1款  教育課程編成の一般方針
1 (前略) 学校の教育活動を進めるに当たっては,各学校において,生徒に生きる力をはぐくむことを目指し,創意工夫を生かした特色ある教育活動を展開する中で,基礎的・基本的な知識及び技能を確実に習得させ,これらを活用して課題を解決するために必要な思考力,判断力,表現力その他の能力をはぐくむとともに,主体的に学習に取り組む態度を養い,個性を生かす教育の充実に努めなければならない。その際,生徒の発達の段階を考慮して,生徒の言語活動を充実するとともに,家庭との連携を図りながら,生徒の学習習慣が確立するよう配慮しなければならない。

第5款 教育課程の編成・実施に当たって配慮すべき事項                      
  5 以上のほか,次の事項に配慮するものとする。
(1) 各教科・科目等の指導に当たっては,生徒の思考力,判断力,表現力等をはぐくむ観点から,基礎的・基本的な知識及び技能の活用を図る学習活動を重視するとともに,言語に対する関心や理解を深め,言語に関する能力の育成を図る上で必要な言語環境を整え,生徒の言語活動を充実すること。

言語活動といえば,国語をイメージしがちですが,各教科・科目の指導においても
取り組むべきものということですね。

 理科は,児童生徒の興味関心を高めるためにも,実験や実物を用いた授業展開が,
昔から研究されていて,様々な実験教材に関する研究会や研修が催されています。
ICT技術で世界が早く・近くなったり,便利な生活家電が普及したりして,
今の子どもたちの生活体験の質や量は,10数年前と大きく変化しています。
「味噌汁が吹きこぼれたらオレンジの火が出る」とか,「セッケンが使い古していくと
だんだん泡立ちにくくなる」とか,「プラモデル作り」とか...
そんな中では,「子どもの体験を増やさせる」ということは理科の実験・実習に課せられた
大きな役割なのではないかと考えています。

 ただ,これまでの理科の実験・実習の授業に斉藤が感じていた問題点として,
考察(考えたこと・分かったこと)という名ばかりの実験・実習のプリント。
結局その欄には,感想が書き込まれるに過ぎないことが,多いのではないかと。
(斉藤の経験的な主観ではありますが…。)
毎回の授業の中に言語活動を充実さていくことも必要でしょうけれど,
まず大きな所として,実験・実習の事後指導的な位置づけとして,
実験・実習のプリントの結果や考察を記述する部分について改良が必要だなと思います。

 「理論だてて考える」の分科会での実践報告では,
生徒に論理立てて考える力をつけるためには,「論理の破綻を的確に指摘する」ことと
「アウトプットによる点検の機会」を設けることが重要であると述べられていました。
また,教員が答えを持っていることではなく,教員も一緒に考えるような課題設定が
あると生徒も教員に答えを求めないし,教員も与えてしまわなくて良いという話も
出ていました。
これらは,斉藤自身がこの一年授業やってみて感じたことと一致しています。

 しかし,言語活動の充実も大事ではありますが,論理的に考えさせるためには,
「基礎的・基本的な知識及び技能」を習得していることは必要な条件となってきます。
新しい指導要領にも,基礎的・基本的な知識及び技能を定着させるということが
書かれています。これも,斉藤自身がこの一年授業をやってみて実感したことです。

 来年度は,論理的思考,ICTというのをキーフレーズにして授業作りをしていきたいな
と思う次第です。

0 件のコメント:

コメントを投稿