2013/07/28

【理科素材】炭素原子の結合

夏休みに突入しました。夏休みといえば,夏季講習です。
部活をやっていた3年生にとっては巻き返しの大事な時間ですね。
今年度は生物系の進路希望者がいないため,生物の講習の開講がなく,
化学を担当しています。
5月からの平常講習で理論化学編はつまみ食いしてきているので,
まとまった時間でやるならばと思い,有機化学をテーマにしてみました。


講習のプリント作るときに,炭素原子どうしの結合の図がほしいなーと思い
何を思ったかIllustratorで書き始めてしまいました。
スキャナで読み込めばいいような図もあったりなかったりしましたが,
正四面体の配置なんかは,ちょっと書き換えればアミノ酸とかにもできて便利なので,
今後のプリント作成にも生かされるだろうということで…。

Illustrator形式(ご自由にどうぞ。)
こんなんができあがりましたよ。角度の決め方が難しかったな…。
Illustratorガリガリ使える人ならばさくっと仕上がるだろうなーと思いながら,
試行錯誤でした。

立体球とかどうすればそれらしく見えるのかと思ってGoogle先生に尋ねてみたら,
Illustrator球体の描き方いろいろ」というブログ記事がヒット。
3パターン中,3Dを使うのとブレンドを使うのを試してみたところ,ブレンドを使った方が
好みの感じにぱっと仕上がったので,こちらを採用。

今回は全く使ってませんが,
ぷんぷんしてます。

2013/07/18

ミニ水族館を催したなど

ミニミニタッチプールコーナー
道内各地の高校で学校祭シーズンな7月。
我が校でも盛大に開催されました。
今年度は,校外からのステージ発表への参加者を募ったり,展示企画を増やしたりとやや変革な年となりました。

クラス毎で展示が出たりするといいのかなと思ったりもしますが,そこまでの余力はクラスになく,部活・生徒会・教科などでの出展となりました。

「海の生き物のタッチプールとかあったらいいよねー」という話がどこからかわき,生物やさんの斉藤がやる流れになったのでした…。
道南に来て3ヶ月ばかし。まだまだこちらの生物採集スポットも把握できていない状況だったので,どんな生物を展示できるのやらと不安を抱えてのスタート。

とかく採集にいってみないことには始まらないということで,6月中頃の週末から探索開始。
なんとなく目星をつけていた磯は,空振り…。イトマキヒトデぐらいしか大物は見つからず。
潮の引きの状態があまりよくなかったのも影響していそうです。

空振りだった磯
これはまずい…。
こんな時はGoogle先生に相談だ!というこで,お伺いを立ててみると,
「日本海側に出るとステキな磯があるよ。車で1時間少々で着くよ。」
と教えてくれました。

潮回り的には,どこまで引いてくれるのかというタイミングでしたが,行ってみてびっくり。
広大な磯
かなり広い磯ではないですか。
さらに,大小様々な潮だまりが点在し,小魚,カニ,ヤドカリ,ヒトデ,貝類などなどいろいろな生物がひしめき合っていました。
展示までは日がまだ少しあったので展示用の採集は後日とし,展示資料作り用に少しだけ採集。

採集したヤドカリたち

生物紹介ボード用に描いた絵
(微妙…)

この日から,図鑑やらネットやらとにらめっこな日々が始まるのでした…。
磯の生物の同定に精通しているわけではないので,一苦労…。一応種まで落とし込んだことにしたのは,「タカノケフサイソガニ」と「アマクサアメフラシ」,「イトマキヒトデ」の3種。ヤドカリは決定打を得られなかった…。


柄にもなく生物紹介ボード用にイラストも描き始めちゃったりなんかして,大学のときに学校祭でやった生物展の準備を思い出したりなどしながら,自分も学祭ムードをすっかり楽しんでしまったのでした。


と準備に結構手をかけたのですが,当日の来場数はどれほどだったのか,記録写真の撮影やらで奔走していて,展示部屋に居座れなかったので不明なのが残念。

ただ,生徒たちが,学校祭本番前の展示準備中に入ってきて楽しんでくれたり,生物室で一時飼育しているのを見て楽しんで行ってくれたので,それだけでもよい。




付録;生物室での一時飼育中におもしろい(!?)動画が撮れたのでアップしました。













2013/07/06

FOSS4G 2013 Hokkaidoで発表してきた

昨日から札幌にて開催されている,フリー&オープンソースGISの祭典
”FOSS4G 2013 Hokkaido”(公式ページ)で事例発表をしてきました。

GISを実務でゴリゴリ使っている技術者の方々,システム開発者の方々など
業界での有名どころが多数お集まりになっている中での発表だったので,
どこまで興味を持って聞いていただけるかドキドキしていました。
しかし,殊の外いろいろなリアクションをいただけました。


教育とGISとの関わりでいくと,GIS関係者が考えてきていたのは地理学の分野であり,
なかなか理科でというのは,想定になかったようです。


GISの教育現場での利用事例をGoogle検索してみると...


上位の候補は,すべて地理に関わるもの...
一番目の候補は,「教育GIS」なんて書いてあるから広い範囲をカバーしているかと
おもってのぞいてみるものの...

https://sites.google.com/site/egisforum/

中は地理のお話ばかり...

そんな中,教科書会社の事例集に!!

http://www.shinko-keirin.co.jp/keirinkan/tea/sho/jissen/rika/201301/index.html
やっと出てきましたが,小学校理科。
やはりこの手の活用は小中の先生方の方が動きが速いようですね。
(高校は進学校だとどうしても受験を意識して,というのが壁になっているのかもしれませんが...)

これは,高校の教員がサボっているとか,GIS関係者がアプローチしてくれない
なんて理由からではありません。
学習指導要領(高校,平成11年改訂)では,理科の中でGISを使うような
分野が,生物Ⅱの後半かつ選択分野だったため,なかなか取り扱われにくい
状態でした。これでは活用方法の研究もあまり行われないのも納得です。


しかし,新学習指導要領(高校,平成21年改訂)では,GISの活用が想定される
生態学分野が,多くの学校で必修として置かれる「生物基礎」で取り扱いがあるよう
になりました。
これから高校理科でもGISが活用される場面が増えてくるかもしれません。
(少なくとも斉藤は,いろいろな形で使っていけそうだと思っている。)

そのためには,教育業界内でのGISに対する認知度を上げたり,
最低限自分で使える教員を増やしたりしていかないと厳しいのかなと思います。
GISというと,「GISなにそれ?」「なんだかよくわからんけど難しそうなことを…」とか,
「GPS?」なんて言葉が返ってきてしまうのが現状です。

ですが,GISって教育分野とかなり親和性が高いものだと斉藤は考えています。
GISを使えば,(位置情報がついている)数値データは,その空間的な関係性を
視覚的にわかりやすく示すことができます。ゆえに,単なる数値情報(表)だと
苦手意識を感じてしまうような児童生徒に対し,提示する資料を作るときの
強力なツールとなります。

また,WEB上では専門家が作成した様々な主題図等が得られるようになって
きていますが,内容が詳しすぎて,高校生に提示するには情報を整理させるのが
困難なものが多数あります。(逆に,情報量が少なすぎるものも...)
生徒のレベルや,学習進度に合わせて教員が適切な情報量に絞った形で
作り替えていく必要性があると思います。


教育業界でのGISの普及にご尽力をいただいている方々には,
是非高校理科(生物)の分野でも活用場面がありますので,こちらにも
目を向けていただけると助かります。



■事例発表での発表資料■





---追伸

発表後いろいろな方にお声かけをいただき,名刺交換もさせていただけました。
貴重なご意見や情報をたくさんいただけたことに大変感謝しております。
先日の会場での一度きりの関係ではなく,今後とも総合に協力できるような
形でいければと思っておりますので,どうぞよろしくお願いいたします。