2013/07/06

FOSS4G 2013 Hokkaidoで発表してきた

昨日から札幌にて開催されている,フリー&オープンソースGISの祭典
”FOSS4G 2013 Hokkaido”(公式ページ)で事例発表をしてきました。

GISを実務でゴリゴリ使っている技術者の方々,システム開発者の方々など
業界での有名どころが多数お集まりになっている中での発表だったので,
どこまで興味を持って聞いていただけるかドキドキしていました。
しかし,殊の外いろいろなリアクションをいただけました。


教育とGISとの関わりでいくと,GIS関係者が考えてきていたのは地理学の分野であり,
なかなか理科でというのは,想定になかったようです。


GISの教育現場での利用事例をGoogle検索してみると...


上位の候補は,すべて地理に関わるもの...
一番目の候補は,「教育GIS」なんて書いてあるから広い範囲をカバーしているかと
おもってのぞいてみるものの...

https://sites.google.com/site/egisforum/

中は地理のお話ばかり...

そんな中,教科書会社の事例集に!!

http://www.shinko-keirin.co.jp/keirinkan/tea/sho/jissen/rika/201301/index.html
やっと出てきましたが,小学校理科。
やはりこの手の活用は小中の先生方の方が動きが速いようですね。
(高校は進学校だとどうしても受験を意識して,というのが壁になっているのかもしれませんが...)

これは,高校の教員がサボっているとか,GIS関係者がアプローチしてくれない
なんて理由からではありません。
学習指導要領(高校,平成11年改訂)では,理科の中でGISを使うような
分野が,生物Ⅱの後半かつ選択分野だったため,なかなか取り扱われにくい
状態でした。これでは活用方法の研究もあまり行われないのも納得です。


しかし,新学習指導要領(高校,平成21年改訂)では,GISの活用が想定される
生態学分野が,多くの学校で必修として置かれる「生物基礎」で取り扱いがあるよう
になりました。
これから高校理科でもGISが活用される場面が増えてくるかもしれません。
(少なくとも斉藤は,いろいろな形で使っていけそうだと思っている。)

そのためには,教育業界内でのGISに対する認知度を上げたり,
最低限自分で使える教員を増やしたりしていかないと厳しいのかなと思います。
GISというと,「GISなにそれ?」「なんだかよくわからんけど難しそうなことを…」とか,
「GPS?」なんて言葉が返ってきてしまうのが現状です。

ですが,GISって教育分野とかなり親和性が高いものだと斉藤は考えています。
GISを使えば,(位置情報がついている)数値データは,その空間的な関係性を
視覚的にわかりやすく示すことができます。ゆえに,単なる数値情報(表)だと
苦手意識を感じてしまうような児童生徒に対し,提示する資料を作るときの
強力なツールとなります。

また,WEB上では専門家が作成した様々な主題図等が得られるようになって
きていますが,内容が詳しすぎて,高校生に提示するには情報を整理させるのが
困難なものが多数あります。(逆に,情報量が少なすぎるものも...)
生徒のレベルや,学習進度に合わせて教員が適切な情報量に絞った形で
作り替えていく必要性があると思います。


教育業界でのGISの普及にご尽力をいただいている方々には,
是非高校理科(生物)の分野でも活用場面がありますので,こちらにも
目を向けていただけると助かります。



■事例発表での発表資料■





---追伸

発表後いろいろな方にお声かけをいただき,名刺交換もさせていただけました。
貴重なご意見や情報をたくさんいただけたことに大変感謝しております。
先日の会場での一度きりの関係ではなく,今後とも総合に協力できるような
形でいければと思っておりますので,どうぞよろしくお願いいたします。


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