2013/12/31

2013年締めくくり

 年の瀬にはその一年を振り返るのが世間の習わしということで,
このblogでも,過去3年続いてきていることなので,今年も一年を振り返ってみましょう。

 2013年は,年の初めにこんな2つの目標を立てていました。

(1) 1冊書き物をする  (2012年より継続)
 将来的な目標として考えていましたが,最近は電子書籍での出版など出版の道がいろいろあるので,高校レベルでの生物学を俯瞰する形のものを書こうとしています.「新・高校生物の教科書」と仮称をつけています.2・3月は時間がとりやすく,情報源も多いので,情報収集と大まかな編纂をしてしまいたいところです.(協力者をこっそり募集しています.気になった人はコンタクトを.)
(2) 各種学びの機会を積極的に利用する
 初任研は当然のことながら,各種研究会など,今までつながりのなかった人や情報源とのコネクションを強化して,よい情報の得られるソースを増やしていきたいと思います。ちょっと自分の興味とかと違うところにも意外ないい情報が転がっていたりすると思うので,若干のズレがあるモノにも可能な限り参加していきたいと思います。ひとまず2年ほど遠ざかっている,PCCにも今年は参加したいなと思います。発表とかまではできなそうですが,近いうちにはそういう形での参加も…。
2013年書き始め

 (1)の方は,結局封印されたまま1年が過ぎてしまいました。2014年に持ち越します…。
といっても,来年は担任(??)となる流れだろうなと思うので,ちょっと難しそうです。


 (2)の方は,今年はジオな世界の方々とつながれたのが良かったなと。
なかなか理科教育の中だけでいると得られないアクティビティの方法や,
視点を提供していただけたように思います。大変感謝しています。
微力ながら,OSMやらQGISのドキュメントの翻訳のお手伝いという形で,
ジオな世界にもこれから末永く関わっていかせていただきたいと思います。


 なんだか,例年よりも年の瀬がエネルギー充電モードなので,こんなもんでご勘弁。
いろいろ振り返りたいこともある気はしますが…。



 今年,新しくステキな出会いのできた みなさま
 以前から変わらぬおつきあいをいただいた みなさま
 いつもとりとめのないこのblogにおつきあいいただいている読者の みなさま
 良いお年をお過ごしください。
 そして,来る年もどうぞよろしくお願いします。
 



関連記事
 2010年の振り返り 「2010年締めくくり
 2011年の振り返り 「2011年を振り返ってみる→2012年へ向けて
 2012年の振り返り 「2012年を振り返って

2013/12/29

新しいお仲間との出会いは突然訪れた…

 年末といえば,映画ということで久々に映画館で観てきました。2本ほど。
プレーンズ」と「ルパンVSコナンTHE MOVIE」。
欲張って午前中に2本も観てしまいました。

で,その帰りにやっとこさ函館に大型書店「函館 蔦屋書店」ができたというので,
偵察に行ってきたら…

衝撃の出会い。





LAMYのサファリのスケルトンではないかっ!

ということで,ペリカンのデモンストレーターに続き,すけすけモデル2つめゲット。


ググったらずいぶん前から発売されてはいたらしいモデルのようだけど,
すっかりここまで見逃し続けていた…。

ペリスケと比べると価格差分,カートリッジ(コンバータ兼用)式ってのが残念だけど,
LAMYのコンバーターはなかなかしゃれていて,ぐるぐる回すところが,
赤いのね。

ちょっとしたアクセントになってよさげ。

年末にちょっと嬉しい出会いでした。



ペリスケ購入時の記事 → 万年筆とボトルインクを買い足した

2013/12/27

2013年仕事納め

 今日は,2013年の仕事納めでした。ニュースによれば,役場関係は,
首長からのお話があったりしたようですが,学校は粛々と長期休業中の
他の日と変わらずに過ぎていきました。いつも落とさないものの電源を
落としたりぐらいはしましたが…

 初任者研修で学校を離れることの多かった一年でしたが,
実習ネタをどしどし増やせたのは良かったなと思います。

 ・シリーズ発酵食品を作ってみよう「納豆」【代謝・発酵】
 ・シリーズ発酵食品を作ってみよう「ヨーグルト」【代謝・発酵】
 ・カッテージチーズを作ってみよう【タンパク質の変性】
 ・ウズラ胚を用いた発生学実習【発生】
 ・TLCプレートでの光合成色素の分離【代謝・同化・光合成】
 ・ニワトリの手羽先の骨格標本づくり【進化・系統分類】
 ・イトマキヒトデの解剖【系統分類】

 これに加えて昨年度から踏襲の実習で実施したものが次の通り。

 ・淡水プランクトンの観察【系統分類・進化】
 ・イワシの解剖【系統分類・進化】
 ・イカの解剖【系統分類・進化】
 ・植物の形態観察【系統分類・進化】
 ・ペーパークロマトグラフィーでの光合成色素の分離【代謝・同化・光合成】
 ・ニワトリの心臓の解剖【恒常性】
 ・顕微鏡の使い方
 ・カタラーゼの活性【酵素】

と実習の方は昨年に引き続き充実しています。

 残念なのは,科目通信がVol4で発行が止まってしまったこと…
何となく昨年より授業時数に余裕がなくて,作っても通信の話ができなかったり,
そもそも通信を作るネタを拾うのんびりな時間がなぜだか作れなかったのが
敗因…。



 9連休でしっかり心と体と頭にエネルギーを充電して,2014年に備えようと思います。

2013/12/08

FOSS4Gのイベントに教育の人として参加して考えたこと

 この記事はFOSS4G Advent Calendar 2013 12/8のものです。

 縁あって,今年は北海道で開催されたFOSS4Gイベントへ7月12月と2回も
お誘いいただけました(さらにはAdvent Calender 2013にまでも)。
イベントに参加する中で,環境教育とか,宿泊研修・修学旅行とかでの
アクティビティとしてやらせると面白そうなことを思いついたり,
GIS初学者がQGISとかを使い始めるときの壁になると感じたりしたこと
について徒然なるままに書いていきます。


 ウオーキングペーパーでマッピング
 宿泊研修や修学旅行は,高校生活での思い出づくり的な要素が
大きいものではありますが,まとまった時間,校外で学習活動ができる
ステキな機会なので有効に使いたいものです。
 日頃過ごしているところから離れたときに,街並みの雰囲気の違いを
味わってもらいたいと思うのですが,「こんなことに気をつけて見ておいで」
といってもなかなか高校生に要求するのは難しいと思っていました。
 何かをしっかり見つめて欲しいときどうすれば良いか…。
それが何か生き物とか,生物の構造物だったら,スケッチさせるよな…。
おっ!じゃあ,マッピングさせればいいじゃん。でもどうやって...(+_+)

 とか思ってたときに,ウオーキングペーパーなるものをお教えいただきました。
こいつを使えば,大ざっぱに言えば,OSMに紙とペンだけでマッピングができる
という優れもの。これなら生徒にやらせられる\(^_^)/



 初学者の叫び「なんかたくさんアイコンが並んでる」
 QGISを初めて開いたときにびっくりするのは,画面に並ぶアイコンの量の多さ
ではないでしょうか。なんと79個ものアイコンがデフォルトででています。
みんなにお馴染みのMS Word2010では,40数個ほど。倍近い量のアイコンに
圧倒されて何を押したら良いものか,直感的に戸惑ってしまうところ。


なんか初心者モードみたいなやつで起動すると,最小限のボタンだけが表示されるように
なっていると初学者はすこしは取っつきやすいのかなと…(開発の方々是非!)。
教える側にとっても誘導しやすいのかなと思います

 第二関門は,レイヤの種類の多さ。なにやらレイヤを追加していったらいいらしい
ということがわかったとして,メニューのレイヤをクリックしたら…


うぉーなんか不思議な名前のものがたくさん並んでいる…
これも恐ろしい…。こちらも初心者モードだと表示される量が制限されるとよさげです。

たぶん初学者の頃に使うのは,ベクタレイヤとラスタレイヤがあれば基本的には
十分なように感じます。あとは,OpenLayersPluginがあればよろしいかと。
かくいう斉藤もその程度しか使ってないし…(^_^;)
逆に,OpenLayersPluginデフォルトで入っていて,このレイヤのメニューで選べると
嬉しいのかなと思ったりします。

初学者に優しいUIでできるとQGISの普及をさせやすくなるのではないかと思いますが
いかがでしょうか?

2013/12/06

【備忘録的な】PISA2012調査が発表された

12/3付で,PISA2012の調査結果とりまとめがひとまず発表されたようです。
考査前のドタバタですっかり見逃していましたが,参加中の研究協議会で話題に上ったので,旬なうちにざっくりとだけ確認しておきましょう。

国立教育施策研究所のOECD生徒の学習到達度調査(PISA2012)のポイント(PDF)が,ざっくりとまとめてくれていて見やすいです。
数学的リテラシー、読解力、科学的リテラシーの3分野すべてにおいて、平均得点が比較可能な調査回以降、最も高くなっている。また習熟度レベル別でも、2009年調査から引き続き、レベル1以下の下位層の割合が減少し、レベル5以上の上位層の割合が増加している。
・数学的リテラシーは、平均得点が低下した2006年に比べ、有意に上昇
・読解力は2009年に引き続き、平均得点が有意に上昇
・科学的リテラシーは比較可能な2006年に比べ、平均得点が有意に上昇
・数学に対する興味・関心を持つ生徒や数学の有用性を感じる生徒の割合は、2003年に比べると有意に増加
(OECD生徒の学習到達度調査(PISA2012)のポイント 結果概要 より 色下線は斉藤による) 
「PISAショック」から転じて,かなりポジティブな結果となっているようです。
でも,「脱・ゆとりして良かったじゃん!」というわけではないようです。
というのも,今回調査結果の対象となっている子どもは,
平成24年の15歳(高校1年生)であって,彼らは,「ゆとり教育」と批判された
平成10年度改訂学習指導要領で最初から学んできた子どもたちなのです。
解釈のしかたは慎重にしないといけないですね。
国を中心に各教育専門家たちがいろいろな解釈を提示してくるのでしょうが,
調査結果の原典と,今回の調査対象となった子どもたちが受けてきた教育,
その背景にある社会環境を統合して理解していく必要がありそうです。
(今年の年末の宿題が増えた…)

各種報道でいろいろ取り上げられるのだろうけど,短絡的な見方になって欲しくないな
と思う次第です。



■各種資料■
Results from the 2012 data collection (OECD)
http://www.oecd.org/pisa/keyfindings/pisa-2012-results.htm

OECD生徒の学習到達度調査(PISA)2012年調査の結果について(文部科学省)
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/25/12/1342038.htm

2012年調査国際結果の要約,問題例,ポイント(国立教育施策研究所)
http://www.nier.go.jp/kokusai/pisa/


SlideShareには,PISA2012の世界版とりまとめのスライドがありました。
100枚越えの超大作です。

2013/12/01

FOSS4G函館勉強会で発表してきた


FOSS4G函館勉強会が,11/30-12/1で開催されました。
7月のFOSS4GHokkaido2013での発表に続き,
「コミュニケーションツールとしてのQGIS-メッセージを絞った地図を作る」
というタイトルで発表の機会を頂きました。
Geo系イベントへの参加はこれで今年2度目。
今回は,ゴリゴリFOSS4Gを使っている人向けではなく,
駆け出しの人たち向けということだったので,夏のネタからアレンジして,
斉藤のQGISとの出会いの話とその後の話で展開しました。
夏のバリバリの技術系の皆様を前にしての発表とは打って変わって,
今回は,バリバリの生態学系の皆様を前にしての発表ということで,
前回とは違った雰囲気での発表でした。


教育畑の人たちではないところで,少し教育の話もはさめながらお話させて
いただけたのは,とてもありがたく感じています。
教育界の中であれこれ知恵を絞ることはとても重要だと思うのですが,
違った畑の人たちからの意見は,新鮮な視点があってとても参考になったり,
他の畑から教育畑に参入してきてくれるような人の発掘ができたりと,
いいことづくしのように斉藤は思います。

ということで,今後とも,教育業界以外にも足をどんどん踏み込んで
行きたいと思っていますので,どうぞよろしくお願いします。



■発表スライド

懇親会で,「とても安心して見ていられるスライドでした」と好評を頂きました。
特に,スライド右上の残りスライド表示がプログレスバーみたいで,落ち着きますとも。
狙い通りに感じ取ってもらえたようでよかった,よかった。