2014/03/22

年度末恒例の授業アンケートをしてみて(ポジティブ編)

 12月が師走といいますが,それよりも3月の方が格段にバタバタです。
 PDCAサイクルというのがいつの日からかはやりまくっていて,今年参加したいろいろな研修でPDCA,PDCAと呪文のようの唱えられていました。3月はCの時期ということで,昨年度に引き続き授業アンケートを最後の授業でとってみました。その雑感を一部ですが記録しておきます。対象は,生物基礎(第1学年,回答数:30)です。選択科目の,生物,物理2,生物2は人数が少ないので今回は実施せずに終わりました。


■生徒自身の自己評価部分
 「授業に関して,興味関心を持って取り組めましたか」の問いに対して,「課題研究」でとりわけ取り組めたと答えた生徒が多かった。やるまえはどうなることかと少し心配もあった取り組みではあったが,思った以上に面白いテーマ設定があったり(「ヒトの手で人ヒトづくれるか」,「生き物の体色変化についての観察と考察」とか),提出されたレポートもそれぞれの特性が表れた工夫があって面白かった。斉藤としてもみんなががんばって取り組んだ事として評価していたので,生徒側の評価と一致していた。
 生物基礎では内容的には難しいところが少なかったり,身近な題材を中心に扱えるものばかりなので,課題研究的な事を中軸にした授業展開もありだなと思っている。学力差とか意識差の大きい田舎の小規模校で,一斉授業の形でみんな一緒に一つのことを学ぶというのは,生徒にとってなかなかにハードルが高いが,教員にとってはなれた形でやりやすい。一方で,調べ学習とかの活動を中心にした授業を展開していくとなると,生徒たちは取り組みやすいのかもしれないが,教員にとっては一斉授業とは別種のコーディネート力を要求されるだけに難しい。新年度はすぐそこまで迫っているけど,すこしでも形にしたいなと思う。



■授業者・授業に対する生徒の評価
 「声が大きくて聞きやすい」,「字が大きくて見やすい」,「比較的楽しめる要素が多かった」というのが多くの生徒に共通した評価でした。生物基礎の目標は,
日常生活や社会との関連を図りながら生物や生物現象への関心を高め,目的意識をもって観察,実験などを行い,生物学的に探究する能力と態度を育てるとともに,生物学の基本的な概念や原理・法則を理解させ,科学的な見方や考え方を養う。(高等学校学習指導要領(平成21年3月告示)
とされているので,「日常生活や社会との関連を図りながら生物や生物現象への関心を高め」に注力して授業構成をした結果が,「字が大きくて見やすい」,「比較的楽しめる要素が多かった」に出てきているように思います。字の大きさなんて関係ないではないかと思うやもしれませんが,1コマ1枚板書で考えると,情報量を精選しないとなかなか字を大きく書くというのは困難です。逆に,情報量を精選したならば,黒板半分で終わってしまわないようにスペースどりをすると,大きな字でスペースをゆったりとって書くことができます。
 初任者研修で他校のベテラン層の理科の先生の授業見学の後に話を伺ったときに,
 「1年生と3年生で板書の字や書き方が同じ化学の領域の授業でありながら全然違いましたがどうしてですか」
 と質問したら,
 「1年生には,黒板の字が見えないが故に授業の中身がわからなくなって,理科を嫌いになって欲しくないから,比較的大きく字を書いている」
 と答えられました。
 そんな話を聞いてからはよりいっそう,字の大きさにも気を配るようにしていました。その成果がアンケートを通じて見られたのも良かったです。

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